2014年10月14日火曜日

発達障害の悩みに支援者が真剣に応えてくれた結果

発達障害の深刻な悩みを相談し、支援者が真剣に応えてくれた結果、
凄く常識的な回答が返ってきた。
しかしそれは「定型発達のためのベストアンサー」だった。
(つまり非定型にとってはベストではないアンサー)

…しかし考えてみれば当然の話で、
定型の人が真剣に考えた定型の解答になる。
実は俗に言う一般論や、良識的にベストな解決方法は、
「定型発達のための解決方法」だと気付かされた。
自分は今までその定型の模範解答を「実践」して
「失敗」し、状況を「悪化」させてきた過去がある。

例えば、「きちんと相手に説明し、解ってもらうよう努める事」。
これは一般的に「良いアドバイス」なのだが、発達障害に任せるのは危険だ。
いくら本人が真剣でも、それが逆効果となるリスクがある。

例えば、日本特有の説得方法に「誠意を示す」というのがある。
しかし非定型がいくら「誠意のつもり」で尽くしても、
定型には「全く通じない」どころか「逆鱗に触れる」事さえある。

そもそも非定型(発達障害)は「常識」の外側にいる存在である。
定型とは前提条件が違うので常識的な解決方法は必ずしも通用しない。
同じアンサーでも「定型には正論」「非定型には暴論」という事もある。

発達障害の場合、拗れてしまった問題に当事者として
「関わらない、逃げる、任せる」という非公式・反則手段が一番ベターな場合がある。
残念ながら当事者が頑張ると余計状況を悪化させるのが発達障害だ。
一番苦しむのは当事者だが。
人と人との折り合いをつける問題は、本当は定型の人に任せた方がベター。
非定型にベストな解決法はない。当事者に定型のルールは理解が困難である。
時に発達障害は、正攻法で助からない事がある。
それは当然かもしれない。社会は元々「発達障害を想定していない」故。

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