2012年10月10日水曜日

非定型が発達するには

発達障害とは、「定型発達ではない、非定型発達」の事です。
人間には定型と非定型の2パターンがあると考えてください。

それは丁度、利き手には右利きと左利きがあるように、
脳の発達に、多数派と少数派がいると言う事です。
社会が右利き優先で設計されているように、
この社会のあらゆる制度、構造は「定型優先」に設計されています。

そして非定型は、非定型なのに、
定型のように振る舞い生活しなければないらない事を強制されます。

例えて言えば、左利きなのに右利きを強制され、
「何故他の人(右利き)のように上手く出来ないんだ?」と責められる扱いです。
そのような理不尽な話が、発達障害において繰り返されているわけです。

非定型が非定型として発達できない環境に放置されている。
だから「発達障害」なのだと自分は考えています。

左利きの方に「左手を使うな、全て右手で行え」と強制したら
本来の力を発揮できないばかりか、能力が平均以下となり障害者となる。
言わば、それが発達障害の問題です。

誰もが自分の利き手で作業したいように、
非定型は非定型のやり方で、発達したいと思うでしょう。